そばの栄養

蕎麦は、数ある穀物の中でもきわめて栄養価が高いと言われています。

タンパク質の中でも必須アミノ酸の含有率が高く、
ビタミンB群も豊富で栄養バランスの良い食物として注目されています。

そして、そばを代表する栄養素としてもっとも有名なのが、
ポリフェノールの一種であるチン」
ルチンは、穀物類の中では唯一そばにだけ含まれており、
強い抗酸化作用があることで有名な成分です。

蕎麦の実自体はもちろん、
蕎麦の茎や葉の部分にはより多く含まれていると言われています。

・そばの葉粉末を練りこんだ「そば通 やまいも蕎麦」



より多くのルチンを含む蕎麦として韃靼そばなどがこれにあたります。
一般的にやや苦みの強い蕎麦になりますが、
ルチンが豊富に含まれていることで注目を集め始めているようです。


ルチンの効能として血管の弾力性を維持し、血液の流れを助けることから、
脳卒中や動脈硬化、高血圧などの生活習慣病の予防への効果が期待されています。

また、ビタミンCと同時に摂取することでその吸収効率を高めることから、
「美肌のもと」としての働きにも注目されています。

これらルチンの一日摂取量目安は約30mg程度と言われており、
これはそば一人前から得られる量とほぼ同じくらいだと言われています。
美容や健康を目指す方にとっての「一日一食そば」は、今後注目を集めるかもしれませんね。